家を建てると、経済が回る
「不動産」と聞くと、家や土地などの“資産”を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、不動産は私たちの暮らしだけでなく、日本の経済全体を動かす力を持っています。
たとえば、土地を購入して家を建てれば、その一連の動きで引越し業者、家具・家電、住宅ローン、損害保険など多くのサービスが動き、消費が生まれます。
それにより、金融機関・保険会社・販売店が利益を得て、税金を通じて国の財源にもつながるのです。
だからこそ、景気が悪くなると、住宅ローンの金利を下げたり補助金を出したりといった不動産政策による内需拡大策が取られてきました。
私たち一人ひとりの「住まいに関する選択」が、実は日本の経済活動を支えている。
そう考えると、不動産は思っている以上に“社会的役割”の大きな存在だと気づかされます。
売るにも買うにも、“関係者だらけ”
そんな不動産ですが、「売る」「買う」「活用する」といった場面では、本当に多くの人たちが関わってきます。
• 不動産業者、金融機関、ハウスメーカー
• 税理士、司法書士、行政、測量士
• 設計事務所、建設会社、デベロッパー
• さらには…ブローカー、地面師、詐欺師、暴力団関係者まで
意外かもしれませんが、親戚や近所の“世話好きな人”が売買話に関与してくることもあります。
中には善意で動いてくれる方もいますが、実は業者から謝礼をもらう目的で動いているケースも少なくありません。
積極的に営業してくる業者もいれば、必要に応じて関与する専門家もいます。
その一方で、明らかに悪意を持って近づいてくる存在もいるのが現実です。
こうした中で大切なのは、「誰と、どう関わるかを見極める力」。
そして、自分の判断軸を持つための最低限の知識とモラルです。
知識と責任が、未来を守る
不動産には、大きなお金と人生に直結する決断がつきものです。
だからこそ、それを狙うトラブルや犯罪が後を絶ちません。
知らないまま他人に任せたり、よく分からないまま契約してしまえば、思わぬ損失や法的トラブルに巻き込まれる可能性もあります。
「不動産って難しそう…」そう思って遠ざけてしまう方も多いかもしれません。
でも、だからこそ私たちは“学ぶことで守る”という意識が必要なのです。
不動産は、動かないけれど、社会も未来も動かしてしまう存在です。
そして、それを動かすのは、あなた自身の判断と行動です。
今後、誰かの言葉に頼るだけでなく、自分の資産に責任を持ち、未来の選択肢を広げていくために、少しずつでも「知ること」から始めてみませんか?